2016年03月28日

今日台湾で起こった事件に思う。

台湾人は熱しやすく、そして冷めやすい。

熱する温度も異常なほど高いが、冷めるスピードは追いつけぬほど速い。

何か事件や災害が起こるとFacebookは瞬く間にそのニュースで溢れる。シェアのシェア、そのまたシェア。人々は怒り狂い、また画面が真っ黒になるのではないかというほど悲しみに暮れる。

人の気持ちに寄り添うことは素晴らしい。他人の気持ちになって怒ったり泣いたりできる感受性は練習して得られるものでもない。けれど、度が過ぎる。だから私は大きなニュースがある時にFacebookを見るのが嫌いだ。

ついこの間、ある若い母親がインフルエンザで昏睡状態に陥ってしまった娘の側で撮影した動画が話題になった。泣きながら、娘に話しかけ、それを自分で撮影し、Facebookに投稿したのだ。それがシェアされ、何万人もの人間の目に触れた。私は初めて見たとき、自分の子どもが危険な状態の時によく動画撮影したりFacebookできるな、と思った。が、その時点でほとんどの台湾人のコメントは「涙なしでは見られない」「何ていい母なんだ」「娘さん頑張って!」と言った好意的なものばかりだった。そして数日後、好意的な態度は一変する。その母親が娘が入院する数日前に高熱があるにも関わらず某有名歌手のコンサートに連れていったという事実が判明したからだ。そこから一気に母親叩きが始まった。「マスクせずに集中治療室に入るなんて信じられない」「動画撮ってる場合かよ」「そんなにいいね!が欲しいの」「コンサートなんて行かなきゃよかったでしょ」そして数週間経った今、誰もこの母娘の話はしない。あんなに頑張れ、元気になれ、と応援していたのに、娘さんの容態は気にならないのだろうか。

こういうパターンを何度も見てきてすっかり冷めた目で見るようになってしまった。

今日、とても残酷で悲しい事件があった。(記事→)今日のFacebookはこの事件でいっぱいだ。私も子を持つ親として、人として、許しがたい事件だと思う。けれど度が過ぎるのだ。「死刑だ!今すぐ死刑にしろ!」と皆が口々に言い、あっという間にイベントが立ち上がる。台湾では死刑廃止に向けて政府が動いているため、ここぞとばかりに「死刑廃止反対」の署名集めが活発になる。じゃああなたは昨日の夜も死刑廃止反対の気持ちで過ごしていたのですか、と私は思うのだ。誰だって自分の日常を過ごしていればいつまでも他人の事件を考えながら暮らすことはできないとは思う。でもあまりにも熱しやすく冷めやすいこの人々が私は時々無性に怖くなるのだ。

亡くなられたお子さんの御冥福をお祈りします。
posted by じぇいこ at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月27日

夫の家族はいないものと思って暮らすことにしました。(10)

過去記事はカテゴリ「夫の家族」をご覧ください。

夫は「もうあんな家には帰らない。じぇいこちゃんも我慢してあいつらに会わなくていいから。」と言いました。理由を聞いても「大丈夫」と言うばかりで教えてくれませんでした。でも私がちゃんと聞きたいと何度も言うので、夫は体を震わせながら静かな声で話し始めました。

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posted by じぇいこ at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫の家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月26日

気持ちは天気と裏腹

この間、息子が「雨だから悲しい顔を描いたの。」と言って窓に描いていました。

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ずーっと雨だった台湾。今日久々に晴れました。でもイライラしてばかりで息子の顔を一日こんな顔にしてしまいました。

最低。

明日こそ空も息子も笑えるといいな。
ごめんなさい。

追伸: 山では雪が降ったらしいです!Σ(゚ロ゚;)
posted by じぇいこ at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | こどものこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする