2016年03月12日

夫の家族はいないものと思って暮らすことにしました。(5)

夫の家族はいないものと思って暮らすことにしました。(1) (2) (3) (4)

夫の両親に書いた手紙の内容は余り覚えていません。夫の両親のことはできることなら忘れてしまいたいことだからなのか、私の記憶は途切れ途切れでしか残っていません。文化が違うこと、私の中国語が下手なこと、そういうことのせいで私が夫の両親に誤解を与えてしまっていること、そしてできることなら台湾のお父さんお母さんだと思って本当の家族のように仲良くしたい、そういうようなことを書いた記憶があります。今でも中国語が上手ではありませんが当時は本当に言いたいことの半分も言えないレベルでしたから、夫にどういう風に言えばいいのか何度も質問しながら失礼のない言い回しを使って一生懸命書きました。夫に手紙を託して、しばらく経ってから夫の実家へ行くことになりました。その時に義父から返事を渡されました。その手紙は今でも机の引き出しにしまってありますが、今となってはもう一度読もうという気持ちにはなれません。しかし、その時は自分の気持ちが通じたんだ、という嬉しい気持ちと、これでうまくやっていけるというほっとした気持ちになりました。手紙には私を本当の娘のように思っていること、だから遠慮せずにもっと家族として接して欲しいということが書いてありました。手紙の最後には「お父さんより」と書かれてあり、私を家族として認めてくれているんだということがわかりました。

その手紙のやり取りで私は夫の家族とまた普通の関係を取り戻しました。私はただただ問題が解決し、道が開けた喜びで、もっと家族に溶け込めるように頑張ろうと意気込んでいました。積極的に話そうともしましたし、お手伝いもしようと努力しました。したつもりでした。

でも、この時の私はまだ何もわかっていなかったのです。いずれ修復不可能な結末が訪れるということも。


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posted by じぇいこ at 09:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫の家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする