2016年03月16日

夫の家族はいないものと思って暮らすことにしました。(7)

夫の家族はいないものと思って暮らすことにしました。(1) (2) (3) (4) (5) (6)

三番目のおじさんは快くお金を貸してくれました。「毎月毎月返さなくてもいい。いつでもいいから。」と言い、夫を応援してくれました。その後も義父は「俺のおかげで資金調達できてよかっただろう」というような態度で何もかもに口出しました。私以上に夫はうんざりしており、義父の言うことは右から左に流し、私と二人いろいろと計画を立てながら開店まで準備しました。開店から多くのお客様に来ていただき、夫一人では手が回らず、かと言ってアルバイトを雇う余裕などあるはずもなく、結局、義弟と義母が手伝ってくれることになりました。そういうこともあり、更に義父の横柄な態度は顕著になっていきました。それと並行し、店の経営状態もうまくいっているとは言える状況ではありませんでした。店の立地上、価格設定はかなり安くせねばならず、お客様が増えてもなかなか利益がでませんでした。理念として冷凍食品やレトルトは使いたくない私たちはぎりぎりでやっていました。それにも関わらず、義母や義弟の給料を上げるよう義父が口出ししてきました。義母と義弟の給料は結局義父の手に渡るわけですから今まで働いていたところを辞め、夫の店を手伝うことで手に入る金額が減ることに納得いかなかったのでしょう。義母は働き者で明るい性格(夫はそれを受け継いでいるようです)ではありますが、抜けていてよく失敗をするし、空気が読めずお客様の気分を害することも時々ありました。義弟は優しい性格ですし、まじめに仕事はしますがとにかく暗く、「将来は自分で飲食店を経営したい」という割には接客で笑顔を見せたり、大きな声で受け答えするというサービスの基本が何一つできません。プライベートで嫌なことがあるとすぐ仕事に影響します。夫一人では本当にやっていけなかったので、助けてもらったことは感謝していますが、正直言うと足でまといでした。どれだけ頑張っても、どれだけ汗水流しても、プラスに進めません。おじさんに借りたお金を返済できる日なんてこないのではないかと思いました。ただ「いつでもいい」と言ってくれた言葉だけが救いで、いつかは返せるはずだ、と自分たちを奮い立たせることが出来ました。しかし、借金をしているという肩身の狭い思いで、おじさんから度々ある頼みを夫は断ることができませんでした。「家具を買ったから組み立ててくれ」「引越しの荷物を運ぶのを手伝ってくれ」「息子を一日預かってくれ」休みの日だけならまだしも、夫が仕事中も関係なしに電話をかけてきて、「今から息子を迎えに行ってくれ」と言われたこともありました。お金を貸してくれたときは、ものすごくいい人に思えたおじさんも、所詮はあの義父の弟でした。弱みを握っているから何でもやってもらうぞ、と思っていたのかもしれません。夫は必死に耐えていました。

そんなある日、おじさんからまた電話がありました。聞き間違いかと思うようなびっくりすることを言い出しました。

続きを読む
posted by じぇいこ at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫の家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする