2016年05月13日

イジメがこの世界から消えてなくなることなどないのだから、(8)

前回の記事はカテゴリ「私の過去」をご覧ください。

ある日、高田さんが本社に出掛けた時、私は社長に呼ばれました。

社長室に入ると、社長は私の退職届を取り出して、言いました。「高田さん(が原因)だよね?」びっくりした反面、やっぱり気づいていたんだな、という納得する気持ちもありました。社長は私を助けられなかったことを謝りました。できることなら私にはずっと働いて欲しいこと、本当に辞めるべきは高田さんだと思っていてもクビにすることはできないこと、いろいろ話してくれました。理解者が近くにいたことを嬉しくも思いましたが私の意思は固く、どうしても続けられない旨を伝えました。社長は新しく来てくれる人が見つかるまでは、頑張って欲しいと言いました。私もいくら心が病んでいたとは言え、社長にはお世話になったし恩を仇で返すようなことはしたくなかったので了承しました。

何も知らない高田さんはそれからの日々もいつもと同じように自分の気に入らないことがあるたびに私を無視し、物に八つ当たりをしましたが、社長がわかっていると思うだけで、以前のようにビクビクしませんでした。次の人が見つかるまでの辛抱だと自分に言い聞かせると、高田さんなどどうでもよくなりました。

そして、新しい人が決まり、ついに私は地獄から開放されることになりました。さすがの高田さんも私の送別会には来ました。あんたのせいで楽しかった仕事を辞めるんだよ!と心では悪態をつきながら、顔は作り笑いで思ってもいないお礼の言葉が口からスラスラ出てきました。

辞めてからしばらくはアルバイトをしながらずっと来たかった台湾で働くためにいろいろと情報収集をしました。そのアルバイト先で仲良くなった女性とある日、飲みに行ったとき、前の職場の男性社員とたまたま出くわしました。その男性が「高田さんが新しく来た子褒めてたよ。じぇいこさんと違って掃除とか良くするって皆に言ってたよ。」と言いました。楽しく飲んでる席にわざわざ来てお酒が不味くなるようなこと言うこの男にも腹が立ちましたが、高田さんが周りに私を悪く言っていることに腸が煮えくり返る思いでした。

面白いこと(と言ってはいけないのですが)に、それからしばらく経って新しく来た女の子も高田さんにいじめられて一年持たずに辞めてしまった、と風の噂に聞きました。ノイローゼになったらしく、その後働くことが怖くなって実家にこもっている、とか何とか。

イジメはこうやって連鎖していくんです。
posted by じぇいこ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | じぇいこの過去 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする